この度の東日本大震災により被災されました方々に、心よりお見舞い申し上げます。
被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます。
この度JICAボランティア有志(青年海外協力隊員、シニア海外ボランティア、日系社会青年ボランティア)により、
東日本大震災に対する開発途上国からの応援メッセージをお届けすることとなりました。
私たちJICAボランティアは、
日本と開発途上国の人々をむすぶ架け橋として世界中で協力活動を行っております。
震災が発生した日、私たちはそれぞれの任国で活動をしていました。
故郷が大変な状況にあることをニュースで聞き、私たちは悲痛な思いで一杯になり、
何かできることは無いか、模索し始めました。
そう考えていたのは私たち日本人だけではありませんでした。
震災のニュースを耳にした任国の方々も、
日本を心配し、励ましたいという想いを持ってくれていました。
私たちはそんな多くの方々から、温かい応援の言葉をいただきました。
この言葉を私たちの心だけに留めるのではなく、
直接、心を痛めている日本の皆さまに届けたいと思い、今回のプロジェクトを始めました。
本プロジェクトの目的は
「開発途上国からの応援メッセージを被災地の皆さまにお届けし、元気になっていただく」
ことです。
もちろんインターネットだけではメッセージは被災地の皆さまには届きません。
新聞・雑誌に記事を掲載していただく、
メッセージを印刷して被災地に赴き掲示させていただく、
ファイルに綴じて配布させていただく等の方法で、
多くの皆さまにメッセージをお届けしようと現在活動を進めております。
メッセージをお届けすることが本当に良いことなのか、
日本に帰り、復興支援ボランティアに参加する方が良いのではないか、
という意見も私たちの間でありました。
しかし、「今私たちがすべきことは何か」と真剣に考え、
日本に帰らずにそれぞれの任国での活動に従事することこそが今一番するべきことだと判断し、
その上で私たちが被災地の皆さまのためにできることを行うことにいたしました。
日本ではあまり名前も知られていない多くの開発途上国が、
日本を心配し、励ましたいという想いを持っています。
彼らの想いが被災地の皆さまに伝わり、少しでも元気になっていただけたら幸いです。
JICAボランティア有志一同